5月の祭祀 令和7年度お田植祭を行いました。

松の会

松の会では今年度(令和7年)5月、2つの祭祀を行いました。

令和7年5月4日月次祭 祭主:渡辺、祓い師:岩澤、典儀:千葉、(6名)           私は急用が出来、急遽欠席になってしまいました。 急なお役変更でも対応してくださる皆さんに只々感謝です。 ありがとうございました。                        このブログの目的の一つに、当松の会の祭祀や太日月大神之宮のその時々の表情、雰囲気などをお伝えし、参加できなくとも感じ取っていただくということがあります。 神様から何らかのメッセージ、気づきを受け取っていただけたら何よりです。 神様と私たち一人一人は常に一対一であり、何者もそこに介在しません。 どんな有名な霊能力者でも、どんな素晴らしい(何が素晴らしいかは人それぞれですが)教団の教祖様でも介在する必要がありません。 介在せんとすれば邪魔ばかりです。 私たちそれぞれが神に通じ、メッセージを受け取ることが出来ます。 日本では古来より山でも川でも、木々や石にさえ神が宿ると信じられてきました。 それは周りのあらゆるものや事象からメッセージを受け取り、感じ取ってきた先人の感性から来ていると思います。 日月神示には神に目を向ければ神がうつり、神に耳向ければ神がきこえ、神に心向ければ心にうつると示されています。 松の会、太日月大神之宮の祭祀の様子などお伝えし、そこから何らかをお届け出来たら目的の一つが叶います。 それは距離や時を超えるものですから。

ここまで書いてきておいて、5月の月次祭の様子をお届け出来ず…。 大変申し訳ございません。

令和7年5月25日 お田植祭 祭主:千葉、祓い師:伊藤、典儀:岩澤、(23名)       例年通り、宮城県白石市の半田様田んぼにてお田植祭を斎行いたしました。

祭り当日は雨も心配されましたが降ることもなく、ウグイスの声も聞こえる穏やかな気配の中、お田植祭が行われました。 空にはカラスが舞い、田に泳ぐオタマジャクシを狙ってかシラサギやセキレイも見かけました。 開始時は無風でしたが、神事が進むと背後から冷気をまとった風を受け始めます。 市街地より離れて里山に近いこともあり、街の喧騒とは無縁の穏やかな雰囲気の中で祭祀が進みます。 お田植の儀では昨年からヤナト田植唄 巫(カミナギ)という唄を流して行いました。 思い返せば昨年この唄をお田植祭で流した(5月26日)直後、この唄がエンディングテーマ曲の「天稲てんすいのサクナヒメ」がアニメ化されてテレビで放映(7月6日~9月28日)されたのです。 もともとは数年前人気が出たゲームだったのですが、アニメとなったものです。 神々の住むいただきの世にある神々の都「御柱都みはしらのみやこ」から追放された主人公のサクナヒメが鬼の住む孤島「ヒノエ島」で人間たちと協力して米作りしながら鬼退治をする物語なのですが……。 ヤナト田植唄 巫(カミナギ)は同郷(山形)の朝倉さやさんが歌ったこともあり、数年前から聞いており、いつかお田植祭で流したいと思って実現させました。が、ストーリーは知りませんでした。 普段ゲームなどしないので知る由もなかったのです。 しかしアニメ化したことでそれを知ることになります。 驚きました。神々の住む頂の世で神々を統べる主神として描かれるキャラクターがカムヒツキという名前です。 カムヒツキ、日月の神なのです。 また当時は気付きませんでしたがストーリーを追うと、主人公のサクナヒメは両親が残した遺産である(蓄えた)米を食いつぶして自堕落に過ごし、ついには自分の過失もあり蔵の備蓄米をことごとく失ってしまうのです。 まさに米が無い!窮地に追い込まれます。 私たちの国で昨年の夏以降、目の当たりにしてきたことにピタリと重なるではありませんか。 今だからこそ分かるのですがしっかりと気づけよ、のメッセージが読み取れます。 その後サクナヒメはいかに米が大切なものか気づかされ、両親のように(先人にならい)米作りにいそしみます。 最初は足手まといと思った人間たちも、めいめいの得意なこと(道具作りだったり、料理や織物だったり)に助けられ協力して成長を遂げます。「天稲てんすいのサクナヒメ」のメインテーマが「米は力だ!」なのです。 ……思わず笑顔になってしまいます。 神様は指し示しています。

お田植祭では毎回つきたてのお餅を振舞っていただき、直会が行われます。 美味しい煮物やサラダ、山菜などもいただきながら楽しい交流の時を過ごしました。 いつもイセヒカリの稲を大切に育てていただいている半田さんはケガのため、相方の南部さんも身体を痛めているため太鼓の奉納は無しです。これも何かをお示し下さっているのでしょう。 どうぞお体をいたわってください。      本年は日本人がお米の有難さと米作りの大切さに気付かされた年になりそうです。 今回のことは今年大変だではなく、これから来る大変に向けて今の内に気付けよ、なのではないでしょうか。 秋に向けて稲穂が無事たわわに実りますよう、日々祈りたいと思います。

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