瞑想…神との対話?

体験、出会い、学び

私が金華山で異界体験をして1年後くらいに、神前瞑想をする集まりに出会い、通うことになります。                                               神社の拝殿で暗幕を張り、ロウソクの灯の中で行う瞑想でした。                      神前に拝礼し、瞑想の心得を聞き、古神道の呼吸法の実践後瞑想に入る手順です。                                 畳敷きに正座が原則でしたが、正座用の椅子を使用することも、座禅での結跏趺坐(ケッカフザ)で行うことも可でした。                                                                                                                            座禅と瞑想の違いは、座禅が半眼(薄く目を開ける)で行うのに対し、瞑想は目を閉じて行います。                                                                       姿勢が大事で、腰骨を立てて背骨を真っすぐにすることがポイントでした。

初めて参加した時、目を閉じて何をすればよいか全く分からず終了してしまいました。                                                                他の参加者さんからは「金色の仏様が階段おりてきて…」とか「お花が沢山咲いている中をどこまでも歩いて行って…」とかの感想をおっしゃる方もいました。                                                                           何か見えるようにならないといけないのか?などと思いながら2回目参加の終了直前、二頭身の(今風にいうとスーパーディフォルメされた)お地蔵様が雪を被った熊笹の中に立っている光景がパッと見えたのです。                                        おおっと思ったのですが、先達の方から意味ありげなハッキリした映像など見えた時、そのほとんどが自分の心の願望が見せる虚像ですからね、と諭されハッとさせられたのを覚えています。                                                  自分自身に騙されるところでした。                                     見える聞こえるに憧れる人ほど自分自身に騙され、さらにそこに低級な霊が乗っかっていいように使われている人が何と多いことか。                               瞑想を続けるうちに力が抜けるようになり、衣擦れの音をたてながら拝殿を一周する何者かの気配を感じたりするのですが、恐ろしいとか何も感じないのです。                                                                          瞑想に深く入っている時は頭?はハッキリしているのですが、肉体や感情らしきものを感じなくなるのです。                                         ある時瞑想中に丸く回転しているものが横切りました。                     うろこの様な表面のものです。                                     これは何?と頭の中で呟くと間髪入れず《キクノツボミ》と返ってきました。               予想もしない答えでした。                                        菊のつぼみ?絶対浮かばない答えです。                                   その後も瞑想中に何気なく、なぜ?どういう意味?とか考えると暗闇に豆電球がポッと灯ったように答えが浮かぶ経験を重ねました。                                 私はこれを神との対話と呼んでいます。                                もちろんこれが正神からのものか、邪霊のものかはその都度審神(サニワ:正しい神かを見極めること)しなければなりませんが。                                                                             ある時は正神のものであっても邪霊が取って代わることがあります。                       ビルの8階からの声より2階からの声の方が地上にハッキリ、大きく聞こえる道理です。

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