令和6年5月26日(日)宮城県白石市の半田様の田んぼにてお田植祭を行いました。 祭主:伊藤、祓い師:岩澤、典儀:千葉、奉納太鼓:幻想(半田様他) (23名) 穏やかな気候の中、今年もまたイセヒカリの苗を喜びを込めてお手植え出来ましたこと、心より感謝申し上げます。 振り返れば、私どもが日月の神を祀る太日月大神之宮を建立した年に、縁あってイセヒカリの籾米を戴き、秋の新嘗祭に大神様に奉る新穀が無事収穫出来ますように、春のお田植祭、秋の抜穂祭を行ってきました。 これは人々が日々の食に困らず、作物が良く育つように土地の神と保食(ウケモチ)の神(食事や産業を司る神)に祈るもので、皇居でお田植、刈り取りを行っています天皇陛下に重なるものです。 建立したお宮の祭祀と並行して、この稲の祭りを20年に渡り絶やさず続けてこられたことは神様のお仕組み以外の何物でもありません。 (神様が示された型と解釈できます)
今回の祭祀から、苗のお手植えの際、「天稲(テンスイ)のサクナヒメ」から巫(カミナギ)という田植え唄を流させていただきました。(まさにこのお田植祭にぴったりの曲だったと思います)
ヤナト田植唄 巫(カミナギ) 植えよ 根付けよ 根付きの悪さよ 心根弱さよ 泥に足沈め 腰を折る 苗の細さよ 吾が身細さよ 空き腹(スキバラ)で願う 黄金原(コガネバラ) おいでなされ田の神さんよ 蛙も唄い呼ぶ 稔りゃたんとお返し申す 眩(マバユ)い米と酒 ありがとう田の神さんよ 今年は万作じゃ 明年もそのまた明年も 宝の米よ成れ 照る日の強さよ 嫁ごの強さよ 身重ながらに 昼間持ち 芽のいとしさよ 赤子(ヤヤ)のいとしさよ おこした土には 霊(タマ)宿る おいでなされ田の神さんよ 共に見降ろしてくれ 四方(ヨモ)に広がる金色を これぞ吾らが誉(ホマレ) ありがとう田の神さんよ この唄と舞(マイ)奉(タテマツ)る 揺蕩(タユタ)えどいつか根を下ろし 神も人も栄えよ 永久(トコシエ)に
毎回田んぼの主で稲を育てて頂いている半田さんに太鼓の演奏を奉納いただいておりますが、今回は参列者も参加させてもらい、共に太鼓を叩いて楽しい時を過ごしました。 祭祀終了後は半田さんにつきたてのお餅を振舞っていただき参加者皆さんと交流させてもらいました。 半田さん、毎回甘えてしまいまして…本当にありがとうございます。 皆さんの笑顔とともにエネルギー溢れた祭りとなりました。