おみくじ 神様のお諭し

体験、出会い、学び

皆さんは初詣に行かれた時、おみくじを引かれますか?参拝時に願を掛けたり、旅先で土地の神社仏閣を詣でた時におみくじを引かれた時はありますか?                                          最近では外国からの観光客にも人気で、おみくじ引ける場所に「占い fortune-telling slip」などと案内表記している神社やお寺を見かけるようになりました。英語で「未来を告げる紙片」のような訳になっていますが、おみくじの文化そのものがない外国の方々に説明すること自体難しいものなのでしょうね。                                                                            私はおみくじを「占い」と規定してしまうのには抵抗があります。「占い」を頭ごなしに否定するものではありません。むしろ私は「占い」は馬鹿にできないものと思っています。(占いについては稿を改めて後日詳しく触れたいと思います)では何が違うのかというと、おみくじは神仏(便宜上神様とさせていただきます)に参拝し、神様にお伺いをたてるというのが占いと大きく違うことだと思っています。ですから、ご神前に参拝し、より具体的にお伺いするとおみくじに神様の返事(おさとし)が返ってきます。ご理解いただけると思いますが、参拝前におみくじを引くというのは神なきものにしてくじを引くことなのです。                                                                                                   この時期に思い出すおみくじにまつわる私の体験談を書いてみます。周りの人たちも聞いたことがないと驚き、私にとって忘れられない神様からお諭しをいただいた重要な出来事です。

令和2年(2020)12月、訳あって愛知へ荷物を運んだ帰り、私は久しぶりに諏訪大社に参拝して帰ろうと考えました。上社、下社の四宮回るのは10年ぶり2度目になります。前回は仕事の合間に駆け足での参拝だったので、ゆっくり参拝して回りたかったのです。21日午後遅く諏訪に入り、上社前宮のみ参拝。翌22日、上社本宮、神長官守矢資料館、御左口(ミシャグジ)神社を回り、下社秋の宮で祝詞を上げての帰りにおみくじを引きました。おみくじ筒からおみくじ竹を引くものでした。神職さんから引いた番号のくじを手渡しいただきました。くじは大吉、「さくらばな のどかににおう 春の野に……」ああ、ありがたいなと感じました。そして諏訪の最後に参拝したのが下社春の宮です。ここでも同じように祝詞を上げ、ふと神様からもっと具体的なお諭しがいただけないだろうか、と思ってしまいました。神様にその旨申し上げ、春の宮でもおみくじを引かせてもらいました。引いたおみくじ竹をそのままお渡しして頂いたくじは、また大吉、しかも「さくらばな……」えっ、先ほど引いたくじと見比べると、同じです。神様にお叱りいただいたと思いました。秋の宮、春の宮と違う宮であれ、同じご祭神です。返ってくるのは同じ答えで当然ではありませんか。大変申し訳ございませんでした、とお詫び申し上げました。この件を報告すると愛知の親友(悪友?)は「いとーさん、いましめとして額に入れて掛けといてください」と笑われました。                                                                                                 それから十日ほど経ち、年が明けて太日月大神之宮の月次祭が令和3年1月3日行われました。例年新年最初の月次祭後、近くの名取熊野三社にお参りします。そして三社初めの一社、熊野那智社参拝後、私は毎年ここでおみくじを引き、新年私のすべきことをお聞きしております。おみくじを引きに行くと松の会の仲間が「いとーさん、また同じの引くんじゃないの?」とからかってきます。しかし、諏訪大社のおみくじは社印の入ったオリジナルのもので、今から引くものと別物です。箱の中から引いたくじを開いてみると、大吉です。「さくらばな のどかににおう春の野に 蝶もきてまう……」あれっ…。その場にへたり込んでしまいました。同じです。書式は違いますが同じ内容です。十日しか経っていないのにまた引いてしまったから失礼になってしまったのか…と頭を抱えてしまいました。するとパツと理解できたのです。諏訪の神にお聞きしても、熊野の神にお聞きしても、同じ答え。お前はどの神にお仕えしているのか。元神であろう。ではどの神に聞いても(元神に通じているのだから)同じである。ということなのです。腹の中が熱くなりました。私が諏訪でおみくじを引くときお聞きしたのは、私は何ができるのでしょうか?私の役目は何ですか?なのです。おみくじ3回引くことで、元神様(太日月大神様)にお仕えしていることを自覚させられたのです。おみくじは通常100組あり、特定のくじを3回連続で引く確率は100×100×100分の1で、百万分の一です。この日から私はぶれなくなりました。わたしのサイトURLを見ればお分かりいただけると思います。                                                                             おみくじ、たかがおみくじかもしれませんが、されど御神籤おみくじなのです。

タイムリーにおみくじで「凶」を引いてしまった中国人の一言が目に止まりました。「日本の神様に中国人のことが分かるはずがないと信じて今も生きている」「中国人の命運を日本の神様に握られてたまるか!」……不謹慎にも笑ってしまいました。

左から諏訪大社下社秋の宮、下社春の宮、名取熊野那智神社

追記 現在この原稿投稿した翌日(12月26日)ですが、TVerというサイトで過去放送されたドラマを見ていました。「ミステリーと言うなかれ」というドラマです。2022年放送されたもので、私は初めて見るドラマです。今日第10話を見たのですが、主人公が初詣でおみくじを引くのです。二人の会話が進みますが、主人公のセリフだけ適宜抜き出してみます。                                                                                                                           おみくじ引きませんか?(おみくじ筒からおみくじ竹を引いて)12!わくわくしますね。(ドラマのくじは凶を引き)何でこんなの入れてるんですか。何のために。(単に気をつけろと言うことじゃないか、と言われ)気をつけろ…?!。                                                 上の写真を見れば一目瞭然、私が三回連続でひいたおみくじが12番なのです。それこそ何のために私にこれを見せたのでしょう?気をつけろ…?示されたものは中身でなく12番そうなんですね。12番に気付け、なんですね。三回引いて36、ミロクが隠れていました。三回引くのは何番でもいいものではありませんでした。そのおみくじのシーンの最後で主人公に、もちろんおみくじと占いは違うけど、と言わせています。偶然はありません。神様は即座に答え合わせをしてきます。12番くじ四回目をまさか見せられようとは。いただいた12番にはまだまだメッセージが込められているようです。

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